ふぐの仲間は非常に生息域が広く、海の沿岸域に住むものが多いとは言うものの、中には外洋域や深海域、それに淡水に住む種類もあります。その中でも、汽水ふぐとは、淡水と海水が交じり合う汽水域に住むふぐの総称で、マミズフグ、ハチノジフグ、ミドリフグなどがその代表的な種類です。普通のペットショップではあまり扱っていませんが、大型の熱帯魚店ならば取り扱っていることも多いので、その可愛らしい姿を実物で見ることができます。
汽水ふぐの特徴は、普段我々が抱くふぐのイメージを小型化したような姿にあります。ふぐ特有のひょうきんな顔つきは見ているだけでも癒されます。
さらにプクプクした体型は少し泳ぎづらそうですが、そこがまた可愛らしいという人もいます。また、綺麗な斑点模様や螺旋模様と体色を持っています。通常のふぐと同様、海水を飲んで体を膨らますこともします。一時はテレビコマーシャルにも用いられたことがあるので、実物を見れば思い出される方も多いと思います。
汽水ふぐの性質は丈夫で、熱帯魚の中では比較的飼育が楽な部類に入ります。
ただ、淡水ではなく汽水の環境を整えてやる必要があります。塩分濃度は汽水に住んでいるので多少変化しても問題はありませんが、底質や海草等を汽水域にあわせる必要があるのです。基本的に雑食なので、餌も様々なものを用意する必要がありますが、好き嫌いが激しいのが困ったところで、これには個体差もあります。人口飼料で餌付かせることも可能ですが、難しいケースもあります。